568: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/02/08(木) 15:31:19.09 ID:qhEh2zmnO
武闘家「……」
僧侶「おそらく、さみしさ。私だったらと考えると、そう思います〜」
武闘家「さみしい……って、あの勇者が?」
僧侶「単独で動かれるのを好まれる傾向にありますしぃ〜。姫さまがおっしゃっていた、私たちが信頼されていないというお言葉。あれにはドキッとしちゃいましたぁ」
武闘家「勇者は強すぎるから、自分でやった方が効率いいからじゃないの?」
僧侶「それも可能性としてありますねぇ〜。その方が手っ取り早い。そう考えているかもしれません〜」
武闘家「……」
僧侶「人の心情を掴むのは、靄の中にいるようで難しいですねぇ〜。決まったものではないのでぇ〜」
武闘家「アタイ達は、勇者にどう接するべきだと思う?」
僧侶「……わかりません」
武闘家「……」
僧侶「望むように、ある程度の距離感を保ちながらがいいのか。それとも、こちらから踏みこむのがいいのか」
武闘家「さすが童貞だな。繊細な上にめんどくさい」
僧侶「まだ時間が必要だとも思いますしぃ〜、このままだとなにも変わらないとも思いますしぃ〜」
武闘家「アンタ、ちゃんと考えてるんだね」
僧侶「もちろんですよぉ〜。将来の夫になっていただく方ですから〜」
武闘家「訂正する。ヨコシマな考えだ」
僧侶「私の師ならなんて言葉をなげかけるのでしょう〜……」
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