474: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/02/03(土) 22:55:45.34 ID:sz2fZswmO
ガンダタ「なんだァ? てめぇは」グリッ
戦士「むっ⁉︎」シュタッ
魔法使い「せ、戦士ッ! 平気⁉︎」
戦士「(さらに拳に力が入っていたな、思わず距離をとったが)……問題ない」スラァ チャキッ
ガンダタ「小便小僧。少し離れてろ」
少年「あ、あわわっ」トテトテ
僧侶「補助魔法、おかけしますかぁ?」
戦士「いや、必要ないだろう」
魔法使い「ほ、ほんと? 油断してて負けるとかやめてよ?」
ガンダタ「……おい、ねぇちゃんよ。俺は血を見てちィとばかし、気性が荒くなってる。おめぇらの中に若僧がいたろ。あいつはどこだ?」
僧侶「勇者さまを訪ねる方が多いですねぇ。さすが有名人でしょぉかぁ〜」
魔法使い「い、嫌な来訪者だけど」
戦士「……あいにくとあんたの探してるやつはいない。今はね」
ガンダタ「ウソついてちゃなんにもなんねぇぞ」ヒョコヒョコ
戦士「……? 足、怪我してるのか? そんな状況であたしと――」
ガンダタ「だったら、なんだってぇんだっ⁉︎」バッ
戦士「――っ⁉︎ 砂っ⁉︎ い、いつのまにっ、くっ」
ガンダタ「正攻法だけでくると思うなよネェちゃんっ!」ブンッ
戦士「目に、砂がっ」ガクッ
魔法使い「……っ! メラミッ!!」ボフゥ
ガンダタ「なにっ」バァンッ
魔法使い「あんたこそっ! この大魔法使いである私の存在を忘れちゃいないでしょうね!」スチャ
僧侶「なんだかぁ、不意討ちのようなぁ〜」
魔法使い「し、しかたないでしょ! 戦士が危なかったんだから!」
ガンダタ「……魔力が練りこまれてねぇじゃねぇか。中級魔法(メラミ)の名が廃れるぜ」モクモク
魔法使い「言ったわね……! 時間なかっただけだもん! 咄嗟だからだもん!」キィィィン
ガンダタ「させるかよっ! 俺の斧でもくらっとけ!」ブンッ
魔法使い「え? ちよ、ちょっと、ま、まずっ⁉︎」アタフタ
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