212: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/01/16(火) 17:43:29.47 ID:wnE7S7Y5O
【一時間後 荒野】
魔法使い「な、なによ、これ。地形変わってるんじゃないの? 隕石でも落ちてきた?」ゴクリ
戦士「足場がかなり脆くなってる! 踏み外して足をくじかないように気をつけろよ!」
武闘家「……」タンッ タンッ
僧侶「ぶ、武闘家さん待ってくださぁ〜い。そんなに軽々と超えられませんよぉ〜」
武闘家「爆心地にいるはず。どこだ……」キョロキョロ
戦士「焦げ臭い匂いがする。枯葉が焼かれているのか」
武闘家「……」キョロキョロ
魔法使い「かすかに魔力の残り香を感じる……戦ってた? ここで?」
僧侶「ふぅ、ふぅ。よいしょっうんしょっ」カラカラ
武闘家「いたっ!」タンッ タンッ
勇者「」
武闘家「おいっ! 勇者!!」ダダダッ
戦士「ん⁉︎ 勇者? おぉーい! 武闘家! そっちに勇者がいるのか⁉︎」
武闘家「身体が、熱い……! 僧侶! こっちだ! 早く来い!!」
僧侶「そ、そういわれましてもぉ〜。急いでますよぉ〜」
武闘家「……」ピトッ
僧侶「到着〜おでこをくっつけられてますけどぉ、熱があるんですかぁ?」
武闘家「あぁ、かなり熱い。診てやってくれ」スッ
僧侶「わ、私は医者じゃありませんので診断はぁ。とりあえず、回復魔法をぉ。ベホイミ」ポワァ
勇者「」
僧侶「キアリク」ポワァ
勇者「」
僧侶「キアリー」ポワァ
戦士「よいせっと。……ん? 勇者どうしたんだ?」
魔法使い「せ、戦士、手を貸して」
僧侶「……これは、まずいわ」
戦士「まずいって、なにが?」
僧侶「武闘家さん! 勇者様を担いではやく村に戻るのよ!」
武闘家「えっ、あ、ああ」
僧侶「はやく! 貴女の足が一番はやい! 村に帰ったら氷水につけたタオルで冷やして!」
戦士&魔法使い「……」ポカーン
僧侶「なにボサっとしてるのよ! 急げっつってんだろ!! ロッドでぶん殴るぞコラァ!!」
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