187: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/01/15(月) 19:29:27.31 ID:SH/yhARoO
勇者「オンナ、オンナ……」スタスタ
戦士「や、やめろよ、勇者。冗談、だよな? いつもの冗談だろ?」
武闘家「最初から全力でやってれば、勇者ならあんなやつワンパンでいけたはずなのに……!」ボソッ
勇者「はぁっ、はぁっ、たまんねぇ、戦士、武闘家」スタスタ
戦士「く、くんなよっ! こっちくんな!」
勇者「興奮させようとしてるんだろ……? そうやって嫌がって」
戦士「や、やめろ! そんな品定めするような目で見るな! いつもの勇者に戻ってくれよ!」
リリス「クスクス。無駄だよ。そこにいるのはただのオスなんだから」
勇者「お前らだって発情してんだろ? そうだよな?」
戦士「い、いやだっ! あ、あたしは、こんなの……」
武闘家「師匠、ここまでのようです。先立つ不孝をお許しくださ……うぶっ⁉︎」
勇者「おっとぉ、なに舌かもうとしてんだ。させねえよ」
武闘家「ゆ、指を、クチに、いれて、ふぉのっ(このっ)」キッ
勇者「……ここまでかな。良い子に見せられるのは」ボキィ
戦士「ゆ、勇者……?」
勇者「淫夢族のチャームとでもいうのかね。たしかに強烈だ」ダラン
武闘家「ぷはっ、ま、まさか……勇者!」
戦士「お、お前、自分の腕を――」
勇者「傀儡にするというなんとまぁありがちなパターンで。おまけに催眠効果だけど、単純だから強烈。いやはや、危ないもんだ」
リリス「……っ! またか! お前も折りやがったのか!」
勇者「ネタバラシを聞き出すつもりが、まんまと蜘蛛糸にひっかかりそうだった。肝心なところ……どうやって精気を吸い取るのか。淫夢族の秘密とやらは、まだ聞けそうにないな」バチ バチバチッ
リリス「……? なんだ?」
勇者「この村から出て行け。それで話をつけよう」バチ バチィッ
リリス「ふざけるな!! なぜそんなことを――」
勇者「ライデイン」ピュン
リリス「う、うっあっ?」
勇者「反応できないだろ。稲妻の速度は。壁に穴あけるぐらいに抑えたけど、次はもっと強烈なのいくぞ」
リリス「……い、いまのが、伝説の」
戦士「み、見えたか? 武闘家」
武闘家「いや、なにかが、指先から光ったとしか」
リリス「くっ! な、舐めるんじゃな、い……」
勇者「二度は言わないぞ。腕が痛いんだ」バチィ バチバチッ
リリス「うっ」ズサッ
戦士「こ、これが、勇者だけが持つ、攻撃魔法」
武闘家「……」ゴクリ
勇者「あのなぁ、これでもめちゃくちゃ加減してんだ。頼むから帰れよ」
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