183: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/01/15(月) 17:50:47.13 ID:SH/yhARoO
――ガシャーーーンッ――
勇者「――……呼んだ?」
武闘家&戦士「ゆ、勇者っ!!」
勇者「内鍵閉めてるから窓から入るしかなかったじゃないの。ごめんな、窓ガラス割っちゃって」
リリス「……お前が……勇者?」
勇者「なぁ〜んで知ってるんですかねぇ」
戦士「す、すまない……私たちが……っ!」ググッ
勇者「おお、なんか随分と緊迫した雰囲気だな。寝転がってなにしてんの? 床になんかいる?」ジー
魔法使い「」ドサッ
僧侶「」
勇者「……二人気絶の、二人戦闘不能か。あ、そういや四人じゃなかったわ。俺含めて五人だ。布団の数足りる?」
リリス「なんともふてぶてしい男だ。余裕を装っているつもりでいるのか」
勇者「ありのままの現実を受け入れてます」
戦士「き、気をつけろッ! そいつは淫夢族だ! 男には特に!」
勇者「なにができんの? オラわくわくすっぞ」
戦士「手だ! 魔法使いに触れてた手がなにやら怪しい光を放っていた! そいつに触れてはだめだ!」
リリス「チッ」
勇者「やっぱり触れる必要はあるんだ? そこのテーブルにあるのがお香だろ。それはなんのために」
戦士「おそらく、導入剤のようなものだろう、それを嗅がされて、あたしたちも、その」モゾモゾ
勇者「待て、待て待て! え? お前ら、もしかして発情ナウ?」
武闘家「……っ!」キッ
勇者「冗談だって。頼むから襲わないでくれよ。俺を」
戦士「お、襲うかっ!」
勇者「それで、何匹いるんだ? この村には」
リリス「なに……?」ピクッ
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