111: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/01/12(金) 21:05:59.52 ID:cIisLjGgO
【武闘家 家】
老人「まだ納得してないアルカ。明日になればわかることヨ」
武闘家「あたっ!! ほあっ!!」ビュッ ビュッ
老人「今日はそれぐらいにしとくネ」
武闘家「はぁっ、はぁっ」
老人「……」
武闘家「師匠。ひとつだけ聞かせてください。伝説の存在の勇者、師匠はワシより強い? と疑問系で言ってました」
老人「たしかに」
武闘家「改めて対峙してみて、いかがでしたか。師匠ほどのお人であれば、力量がわかるはず」
老人「引退したとて、格闘家のはしくれ。負けるとは口がサケてもいえないヨ」
武闘家「……では」
老人「今の言葉の中のどこに勝てると言ったカ? 察するネ」
武闘家「……っ! では、師匠の全盛期ならばどうですかっ!」
老人「……イメージがわかない。こんなのハジメてのことヨ」
武闘家「イメージ……?」
老人「ワシが見下ろしてるイメージヨ。倒れているものを」
武闘家「……」ゴクリ
老人「これまで、ゴッドハンドと呼ばれる者と対峙した時でさえ、そのイメージは持てたネ」
武闘家「……伝説に、偽りなしですか」
老人「女神の加護、ありゃバケモン。ヒトでは勝てるもんではない。遠慮なく全力で当たって砕けるヨロシ」
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