79: ◆takaJZRsBc[saga]
2018/01/09(火) 23:25:13.81 ID:f4dScVjg0
ドラえもん「おちついて、のび太くん。まだ事件は起こっていないよ。
これからぼくらがとめるんだ。いいね?」
のび太「ぼ、ぼくのせいで……ぼくのせいで……うう……」グスッ
ドラえもん「きみのせいじゃないよ。だって知らなかったんだから!
おちこまないで、これからどうするか二人で考えよう!」
のび太「……うん」
しかし考えども考えども名案は出てこない。
のび太「ダメだ。ぜんぜんうかばないよ」
ドラえもん「こういう時は犯人の気持ちになって考えるんだ」
のび太「舞園さんの気持ちに? ……仲間が死んでるかもしれない。ゆめが叶えられなくなる。
……たしかにすごくこわいし、イヤだけど……でも、でもぼくはやっぱり殺せない……」
のび太「わからないよ、舞園さんの気持ち……すごく苦しいってことしか……」
ドラえもん「ぼくたち、誰かを殺したいなんて思ったことないからね……」
のび太「やっつけたいとか、いなくなっちゃえばいいならしょっちゅうだけどなぁ」
ドラえもん「いっそ、誰かに聞いてみる? 大人の方が色々知ってるだろうし」
のび太「そうだね。ぼくたちだけで考えるよりいいかも」
そしてシャワールームを出ると、真っ先に目に入った大人に意見を求めてみる。
石丸「……フム。今までに誰かを殺したくなったことがあるか、かい?」
のび太「お兄さんはある?」
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