726: ◆takaJZRsBc[saga]
2019/07/08(月) 02:29:57.59 ID:as45WpGo0
忌村「ルルカはいつもそう。なんでも人のせいにして……」
十六夜「?! なんだ、あれは!」
安藤「え、どうしたのヨイちゃん? ってなにあれ?!」
忌村「……流星群? まだ昼間なのに?」
『…………』
しばらく三人はその光景に見とれる。
安藤「……ねぇ、覚えてる? 昔みんなでキャンプしたよね?」
十六夜「ああ。あの時は満天の星空だったな」
忌村「……流れ星があった。今みたいに」
安藤・忌村・十六夜「…………」
安藤「もう戻れないのかな、ルルカ達……」
十六夜「ルルカ……」
忌村「…………」
安藤「本当はわかってるんだよ。ルルカが全部悪かったって。でも意地を張っちゃって……
ルルカは静子ちゃんみたいに頭も良くないし凄くないから」
忌村「ルルカ……私こそ、ごめん。友達ならダメなことはダメってはっきり言うべきだった。
何でも言いなりになって我慢して、それが友情だと勘違いしてた……」
十六夜「ルルカは自信を持つべきだ。お前は凄いヤツなのだから。今だって自分から謝れたじゃないか。
人を救うのは薬だけじゃない。ルルカのおいちいお菓子は色んな人間を幸せにすることが出来る」
安藤「ヨイちゃん、ありがとう……。流れ星、綺麗だね……」
忌村「……うん。綺麗」
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