697: ◆takaJZRsBc[saga]
2019/05/27(月) 00:38:45.00 ID:kI/AMyHm0
朝日奈「こっちは?!」
ドラえもん「えーと、瞬間圧縮機……」
葉隠「これはオーパーツだべ! 俺の占いは三割当たる!」
ドラえもん「それは単なるおもちゃだね」
山田「…………」
山田は彼等がガラクタを手に持ちあれやこれやと騒ぐのを手持ち無沙汰に眺めていた。
何故彼等が諦めないのか不思議だった。
山田(どうせ、ムダなんですよ……家族はみんな死んでいるし帰る所もないし……
僕達だってどうせもうすぐ死んじゃうんだ……)
だったら、最後くらい好きにしよう。好きなことをして時間を潰そう。
そう思って山田は自分が何をしたいか考えた。
山田(絵でも描こうかな……集中すれば周りも気にならなくなるし)
その時、山田の目に映ったのは落ちていたクレヨンだ。
山田(これも未来の道具ならなにか効果があるのかな……)
現実逃避とほんの少しの好奇心で、山田はそのクレヨンを手に取った。
リュックからノートを取り出し、最も描き慣れているぶ〜子を描いてみた。
山田「……なんだ。ただのクレヨンか」
ポンッ!
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