674: ◆takaJZRsBc[saga]
2019/04/21(日) 01:51:09.04 ID:GIEAlWj20
葉隠「あん? どうして?」
ドラメッド「ワガハイ達は最後の瞬間まで戦って、この星の行く末を見届けるからである」
葉隠「――えっ?」
予想外過ぎる言葉に、葉隠は静止した。
葉隠「な、なんで……なんでそこまでするんだべ! おめーら部外者だろ?!
直前まで頑張ってそれで無理なら逃げればいいじゃねえか!」
ドラメッド「それは出来ない相談であるな」
葉隠「なんでだ!」
ドラメッド「一つは仲間を置いて逃げられないこと。ドラえもん達は最後まで諦めないはずである。
二つは……ワガハイ達はロボット。人間を助けるために生まれた」
ドラメッド「たとえこの身が壊れようとも、それが誰かのためになるのなら構わないのである」
葉隠「…………」
葉隠「ヘッ。そうだよな。いくらリアルに出来てたって、
所詮ロボットに人間様の気持ちなんてわかんないよな!」
ドラメッド「…………。そうかもしれないである。でもワガハイ達ロボットにも
一人ずつ違う個性があるし、ワガハイにも夢があるぞよ」
葉隠「夢?」
ドラメッド「ワガハイは砂漠に住んでいるのであるが、砂漠で水はとても貴重。だから砂漠に
住む子供達のために、ウォーターランドを建設したいのである」
ドラメッド「飲み水に困らないだけでなく、子供達が楽しく水遊びが出来る。
そんな砂漠の楽園を作るのが昔からの夢なのであーる」
葉隠「…………」
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