533: ◆takaJZRsBc[saga]
2018/08/05(日) 23:19:16.28 ID:bsNHLSHI0
『響子……迷惑をかけてすまない。来るべき今日この日のために、私は人生の全てをかけてきた』
『父親としては失格だったかもしれないが、響子……私はいつだって君だけを見ていたんだ』
『お前を心から愛していた。響子――君は私の希望だ』
霧切「…………」
在りし日の学園長・霧切仁の姿が消えると共に、再び照明が灯る。
桑田「なんだったんだ、今の……」
ドラえもん「……わからない。けど、一つだけ言えることがあるよ」
舞園「なんですか?」
ドラえもん「学園長は最後まできみ達を信じていた。何があっても前を向いてほしいと言っていた。
……もしかしたら、天国の学園長がきみ達にエールを送ってくれたんじゃないかな?」
十神「そんな非科学的なことがある訳……!」
セレス「そうですわ、そんなことはあり得な……」
のび太「しんじるよ!」
十神「……何?」
のび太「ぼくはしんじる!! きせきだってきぼうだってきっとあるっ!!!」
のび太「ぼくたちは何度も大冒険をしてそのたびにたくさんピンチになったけど、いつだって
みんなで力をあわせてのりこえてきた! だから今回だってきっとある!!!」
十神「ぐ……」
十神はのび太達が命がけの大冒険を繰り広げてきたことなど全く知らない。
だが、その鬼気迫る声と表情には確かな説得力があった。
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