380: ◆takaJZRsBc[saga]
2018/04/30(月) 21:14:38.46 ID:bBMD0Uzt0
のび太「……でも大亜さん、ぼくは勝てたからいいけど負けたら? 負けた時はどうするの?」
大亜「その時は、ああ失敗しちまったなぁっつって笑えばいい」
のび太「笑えないよ! こっちは大マジメなのに!」
大亜「まあ、最初は悔しいかもな。でもなぁ……本当に悔いがないくらい
打ち込んだら、意外とその後はさっぱり諦めつくもんだと俺は思うぜ?」
のび太「そうかなぁ……」
大亜「ブツブツ周りに文句ばっか言ってたり、どうせ自分なんかって諦めてるヤツはなにかに
命懸けて取り組んだことなんて一度もねえ。そういうのを本当の負け犬っていうんだ」
大亜「いいか? 必ずしも結果が出なくていい。たまには負けてもいい。ただ、自分にだけは
負けるな。試合に負けても勝負に負けるんじゃねえ。男なら胸を張って生きろ」
のび太「うん……(うっ、なんだかすごいプレッシャーが)」
ドラえもん(大和田くんのやったことを考えると、この言葉胸に刺さるなぁ……)
― タイムホールの中 ―
のび太「で、結局どうするの?」
ドラえもん「うーん。少し荒療治だけど、自信をつけてあげるのが一番かなぁ」
のび太「どうやって?」
ドラえもん「なんでもいいからとにかくチャレンジさせて、周りから認められればいいんじゃない?
超高校級の才能があるのに自信がないのは、やっぱりオタクってことに負い目があるんだ」
のび太「ぼくがジャイアンに勝ったみたいに、大和田さんとたたかうとか?」
ドラえもん「いや、ムリだろう。ガキ大将と日本最大の暴走族の総長じゃ天と地ほど違う」
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