377: ◆takaJZRsBc[saga]
2018/04/30(月) 20:49:55.08 ID:bBMD0Uzt0
ドラえもん「ほら、山田くんて普段から割りとセレスさんの言いなりだったろう?
だから、彼女に逆らうって発想自体がそもそもなかったんじゃない?」
のび太「セレスさんのことが好きだからじゃないの?」
ドラえもん「いや、山田くんが本当に好きだったのは不二咲さんのはずだ。だからこそ
アルターエゴにあんなに執着したんだろうし。セレスさんのこともそれなりに
好意はあると思うけど、いわゆる『好き』じゃないはずだよ」
のび太「ええ〜? じゃあなんであんなにこき使われてるの? へんだよ!」
腕を組んで少し考えてからドラえもんは答える。
ドラえもん「……これはぼくの予想なんだけど、嫌われたくないんじゃないかな」
のび太「あー、それなんかわかるかも。ぼくってモテないからさ、しずかちゃんに
きらわれると思ったらどんなことでもやっちゃうかも。さすがに犯罪はしないけど」
ドラえもん「今回はセレスさんだったけど、山田くんて基本的に女の子の頼みは
断れないタイプなんだよね。嫌われたくないから。それって普段はいい人で
済むけど一歩間違えれば今回みたいに取り返しのつかないことになると思うんだ」
のび太「たとえば?」
ドラえもん「今回と同じさ。悪い女の人に騙されるんだよ。いいかい? 外の世界は今、
非常に荒廃してるんだ。つまり、悪い女の人だってたくさんいるはずなんだよ」
ドラえもん「今のまま外に出しても、また今回の二の舞になる時が来るよ、きっと」
のび太「そんなこと言われてもなぁ。モテない男のえいえんのナヤミだよ、それ」
ドラえもん「どうすればいいんだろう?」
のび太「また例によってだれかに聞いてみる?」
ドラえもん「今回は今までと違って今後のことも入ってくるからね。
出来ればぼくらの事情を知っている人の方がいいんじゃないかな?」
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