205: ◆takaJZRsBc[saga]
2018/02/04(日) 01:07:13.14 ID:kMlSggZc0
大和田『今もこの状況にめっちゃビビってるし、俺なんて兄貴に比べたら全然だ。
ホント、ここにいるのが俺じゃなくて兄貴だったら頼りになったろうにな……』
不二咲『大和田君……?』
大和田『でも、ないものねだりしても仕方ねえ。不二咲、よく聞いてくれ。俺はな……
俺なんかよりずっと強くてすげえ兄貴に、いつもコンプレックスがあったんだ』
不二咲『…………』
大和田『なんとか兄貴を超えたくて、出来なくて、苦しかった。ある時、そんな俺の
女々しい所を兄貴に見抜かれてこう言われたんだ。“俺になろうとすんじゃねえ。
人の猿真似をするから上手くいかねえんだ。お前はお前だけのもんを探せ”ってな』
大和田『オメーが俺みたいになれるワケねーだろ。その代わり俺がオメーみたいに頭が
よくなれるワケもねえ。ないものねだりするより、今自分が持ってるいいものを見ろよ』
不二咲『でも僕は……』
大和田『オメーは俺に秘密を打ち明けて、今だってこうして特訓してるじゃねえか。
俺なんて往生際が悪いかもしれねえが、いまだに言いたくねえよ、秘密』
不二咲『…………』
大和田『もっと自分に自信持てよ。過去の弱い自分を乗り越えるなんて、最高に男らしいじゃねえか!』
不二咲『男らしい? ……僕が?』
大和田『ああ、今のお前は男らしいぜ!』ニカッ
不二咲『……ありがとう、大和田君。僕、ちょっと自信が持てた気がする』
大和田『よし! なら続きだ。スパルタで行くからな!』
不二咲『うん!』
ドラえもん・のび太「…………」
大亜「どうだ? これで終わりか?」
ドラえもん・のび太「や」
大亜「や?」
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