98: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/07(日) 19:06:43.89 ID:1b8Z1klV0
「これ、こちらに飛んできたの」
ぎくりとした。
彼女が顔を赤らめ差し出したそれは、絹の。
「そ、そうよね、そちらのリビングにあった『桃太郎』のカタログで買ったものよね、これ。いえ、別にお二人がそういう関係なのは知っているし、こういうものを持っていても不思議じゃないと思うわよ。これがどちらの物とかも、その、訊かないし、あの、えーっと、でも」
しどろもどろになりながら何故か弁解するように捲し立てる。
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