86: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/06(土) 17:54:46.51 ID:shJ2K7Y00
「おはよう」
「おはよう」
目を擦りながら、晴れたかなと空模様を気にする千代美に、晴れてるぞと窓を顎で示す。カーテンが揺れ、窓の外の麗らかな陽光がまた射し込んできた。
87: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/06(土) 17:55:39.96 ID:shJ2K7Y00
「安斎千代美さん」
「は、はい」
88: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/06(土) 17:56:32.22 ID:shJ2K7Y00
じりじりと詰め寄る。成程、道理で寒い訳だ。千代美を捕まえ、室温でまた冷えてきた手を彼女の首筋に当てた。今度は両手。
うひゃああと叫び、身を捩る千代美を取り抑え、その背中に手を突っ込んだ。彼女も負けじとこちらの脇腹に冷えた手を這わせる。
んひっ、という変な声が漏れた。
89: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/06(土) 17:57:56.12 ID:shJ2K7Y00
今日の更新おしまい
90: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/07(日) 11:39:25.33 ID:1b8Z1klV0
【桃太郎の絹】
【千代美】
91: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/07(日) 11:40:27.32 ID:1b8Z1klV0
私の目玉焼きは塩コショウを振って、焼き加減は固め。ベーコンは二人ともカリカリ派なので一緒に焼く。まほの目玉焼きは半熟で醤油派。まほは自分で醤油をかけるから、ちょっと焼くだけで完成。
味噌汁は豆腐とワカメのフリーズドライ。本当は手間を掛けたい所ではあるけど、手間を掛けると時間も掛かるからな。手軽さが大切な時もある。
「おーこーめー、おー米米ー」
92: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/07(日) 11:41:20.15 ID:1b8Z1klV0
「洗濯も終わったのかな」
「ちゃんと全部干してきたぞ」
洗濯物を干しただけで何かの手柄のように誇らしげにするまほ。偉い偉いと甘やかす私。まあ、寒い季節の洗濯は確かにお手柄か。
93: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/07(日) 11:42:38.66 ID:1b8Z1klV0
千代美さんはお料理に、まほさんはお洗濯に行きました、なんて。昔話みたいだなと思ってにやにやしていると、まほにつつかれた。
「また何かおかしな事を考えているな」
「へへ、昔話みたいだなと思ってさ」
94:名無しNIPPER
2018/01/07(日) 16:10:13.52 ID:5Zu8cQeG0
乙
95: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/07(日) 19:04:31.15 ID:1b8Z1klV0
>>94
ありがとうございます
96: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/07(日) 19:05:00.45 ID:1b8Z1klV0
【まほ】
朝御飯を食べ終わり、千代美は吉備団子もといサンドイッチを作り始めた。上機嫌でまだ変な歌を歌っている。
231Res/91.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20