154: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/10(水) 22:22:18.87 ID:29K6rrFw0
「紗利奈、こんな所に居たの」
「あーい」
母親らしき女性が済みません、と頭を下げながら近寄ってくる。驚いたことに同世代か、年下かと思うほどの若い女性だった。
「良いんですよー」
笑って、赤ん坊を母親のもとに帰す。その時、千代美が一瞬、名残惜しそうな顔をした。
ズキンとしたものが胸のうちを走り抜ける。
見てはいけないものを見てしまったような気分だ。
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