109: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/08(月) 12:16:29.65 ID:tFR3WIer0
「んん」
つい癖で声を出し、しまったと思った。千代美は何故か私の『んん』のニュアンスから、今の心境をかなり正確に読み取ってくる。
普段ならただただ有り難いのだが、これは隠し事が出来ない側面も持つ。
案の定。
「なんか隠してるなあ」
火の音が止まり、軽く手を洗う水音がして、声が移動した。千代美がサンドイッチを作る手を止めこちらに向かってきているのだ。
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