ボク/ワタシが如何にして時間の夢を美穂さんと見るのか
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14:名無しNIPPER[sage]
2017/12/31(日) 20:30:08.16 ID:cO+HlQy0o


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「さて、簡潔に結論から言わせてもらおうか。君が十四歳の幸子であることを私は知っている、それは五年前の今日、既に聞いていたことだからだ」

「五年前……つまりボクにとって、そのまま今日となるべき日ですか。しかし、どうして飛鳥さんはそのことを?」

「君がこの未来に来ているのなら、その逆もまたしかりということさ」

「逆……ということは、つまり」

「そう。本来この時代にいるべき幸子もまた、五年前の過去を過ごしているということさ。その幸子に聞いたんだよ」

「なるほど、話の筋は通っているようですね。しかしよくそんな話を当時信じましたね……いや、飛鳥さんらしくはありますが」

「いやいや、もちろん当時は半信半疑だったさ。だが──こうして、少し君と会話して確信をしたよ。ああ、あれは本当のことだったんだな、とね」

「……あの、ボク、何かボロを出すようなことを言いましたか?」

「いや、君は何も失敗はしていないさ。さすがはアイドル、と言うべき演技力だったね。ただ、この時代の彼女は特定の質問に対して幾分わかりやすくてね」

「はあ、そういうことなんですか。よくわかりませんが、飛鳥さんには何かわかることがあるんでしょうね」

「まあ、そういうことさ」



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