ありす「飛鳥さん、そんなに飲んだら……」飛鳥「問題ないよ」
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19:名無しNIPPER[saga]
2017/12/30(土) 11:36:30.91 ID:SazbjVkr0

 参ったな。すっかり失念していた。

 これまでの経験上、あれほど大きなものは対処したことがないぞ。ベッドの下半分全部染まっていたじゃないか。

 どうにかシーツを取り換えようにも、あのサイズはきっと、もうベッドにまでボクのセカイが染み込んでしまっているだろう。

 あれを乾かすのは無理がある。どうしたら……。

 ……というか、粗相をしてしまったら、ホテルの人に言わなくてはならないんじゃないか?

 ……嘘だ嘘だ。冗談だろう? 折角ここまできて、まさかそんなことがあるはずが。

 落ち着け、落ち着くんだ二宮飛鳥。水を飲もう。……んっ、ぷは。

 ホテルの水とはいえ、東京と違って地方は水がおいしいね。それに、気が付かないうちに、気が付かないうちに喉が渇いていたみたいだ。どれ、もう一杯いただくとしよう。

 ……はぁ。少し落ち着いてきた。そうだ、他ならぬボク自身が混乱してしてはいけないぞ。

 まだ終わりだと決まったわけじゃない。

 こういうのはどうだろう。

 とりあえず、ボクのできる最大限の処理をする。そして明日の朝、ありすよりも先に起床したらフロントに行って、事情を説明する。

 もしクリーニング代が必要になったら、ボク自身の粗相だ、自分のお金で支払いをしよう。

 その時、フロントの人には恥ずかしいから口外しないようにとお願いをする。

 ……自分がオトナじゃないことを、これほどにまで感謝する日が来るとはね。人生とはわからないものだ。

 或いは、何も言わずに何食わぬ顔でチェックアウトするか? いや、それはないね。

 Pに連絡がいくかもしれない。それは御免蒙りたいし、何よりボクはアイドルなんだ。

 わざわざ、自分の評判が下がることをする理由はないね。



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