ありす「飛鳥さん、そんなに飲んだら……」飛鳥「問題ないよ」
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14:名無しNIPPER[saga]
2017/12/30(土) 11:31:48.46 ID:SazbjVkr0

 明日の日程的に、ありすがタブレットに設定していたであろうアラームの時間は午前7時。あと5時間もあるじゃないか。

 あと5時間の間、ありすがトイレで起きないなんて保証はどこにもない。起きたとき、便器が黄色に染まっていたら、ありすはボクを軽蔑するだろう。いや、誰だって軽蔑する。ボクだって軽蔑する。

 どうやら、この尿意は全てが終わるまで溜めておかないといけないみたいだね。うん、大丈夫だ。我慢できないほどじゃない。

 ……着替えよう。まずはそれからだ。下半身が裸のままじゃ寒くてたまらない。

 ドアを……うわっ、寒い……。暖房切ってしまったようだな。うん、アイドルは喉が命だからね。ありすの判断は間違いじゃないよ。

 よし、ありすは寝ているね。ふふ、なんて安らかな寝息なんだ。どうかそのまま寝ていてくれよ。

 ……なんてことだ。バッグをどこに置いたのか覚えていないぞ。

 どうする? 手探りで探すか? 見つかればそれに越したことはないんだが。

 ……いや、iPhoneのライトで照らすべきだろう。何か、ビニール袋のような音の出るものを触ってしまったら不味いことになる。

 ありすは……だめだ。常夜灯すら消してしまったせいで、どこを向いて寝ているのか全く分からない。

 多分、ボクのベッドの周辺にバッグはあるだろう。できたら、入り口に近い方にあって欲しいものだな。

 ライトを……うっ、眩しいな。ありすは……うん、問題なさそうだ。

 手前側には……くそっ。やれやれだ……仕方ないね。

 ここにないとなると……やはり、ベッドの間にあると考えるのが妥当だろうね。だが、この強い光ではありすが起きる恐れがある。
 
 ……一瞬だけ照らして、バッグの位置を確認。そのまま必要なもの……着替え、袋、制汗剤……あとは念のためにタオルか……それらを持ってトイレに駆け込む。

 フフ……刹那の輝きのなかに、ボクは何を見るのか……楽しみだね。いや、楽しみじゃないけど。



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