魔王(女)「異世界人を召喚したらサラリーマンが沢山来た」
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3: ◆R.U0lKL4q6
2017/12/30(土) 00:59:38.49 ID:eDpZpufJ0

魔王「それで、貴様らは何ができるのじゃ。剣か、魔法か? 人間どもを倒せるなら何でも構わんぞ」

ゼネ男「はい! 自分は施工管理に携わっておりましたので、建築や設備の面でお役に立てるかと思いますっ!!」

以下略 AAS



4: ◆R.U0lKL4q6
2017/12/30(土) 01:00:52.66 ID:eDpZpufJ0

証券男「では我々も今より魔王軍の社員ということで、早速社内を拝見させていただきたく存じますが」 メガネ クイッ

魔王「折角の異世界人ガチャが……もう終わりなのじゃ……」

以下略 AAS



5: ◆R.U0lKL4q6
2017/12/30(土) 01:02:00.53 ID:eDpZpufJ0

【鍛冶場】

製造男「おお。ここが御社の……いや当社の武器工場ですね。鋳造で剣や斧を製造し、刃を研ぎ、持ち手を付ける。素晴らしい」

以下略 AAS



6: ◆R.U0lKL4q6
2017/12/30(土) 01:03:04.33 ID:eDpZpufJ0

製造男「ひょっとして、この工場では以前はライン生産をしていたのではないですか?」

魔王「ぐ……その通りじゃ。じゃが、ライン生産は場所をとるし在庫もかさむ。魔物たちの兵舎が足りず、あげく倉庫は在庫でいっぱいとなって不平不満が増えていたのじゃ」

以下略 AAS



7: ◆R.U0lKL4q6
2017/12/30(土) 01:04:09.36 ID:eDpZpufJ0

製造男「つまり、社長の仰られた問題とは、在庫保管による工場あるいは居住空間の面積圧迫。そうですね?」

魔王「その通りじゃ。じゃがそれもセル生産に変更することで見事に解決しておるわ! 魔王たる妾の才覚を見くびるでない!」

以下略 AAS



8: ◆R.U0lKL4q6
2017/12/30(土) 01:05:25.58 ID:eDpZpufJ0

製造男「ですが……セル生産に変更したことで、以前と比較して品質のバラツキが増え、生産性も低下した。違いますか?」

魔王「うぐっ! 貴様……な、なぜそれを!? 妾も数か月後に報告書や帳簿を見てやっと気づいたことだと言うのに……!!」

以下略 AAS



9: ◆R.U0lKL4q6
2017/12/30(土) 01:07:59.07 ID:eDpZpufJ0

魔王「だぁほが! そのライン生産では途中品の在庫で面積が圧迫されるから困っておるのじゃ」

製造男「ライン生産は本来少品種大量生産に適した生産方式であり、当社の武器製造に適した方式であると言えます」

以下略 AAS



10: ◆R.U0lKL4q6
2017/12/30(土) 01:08:37.85 ID:eDpZpufJ0

製造男「はい。ですがこの武器工場の規模、生産スピードから言って仕掛品と半製品の余剰在庫だけで敷地面積が圧迫されるとは思えません」

医薬男「なるほど。完成品在庫の削減と……」

以下略 AAS



11: ◆R.U0lKL4q6
2017/12/30(土) 01:09:22.72 ID:eDpZpufJ0


……三か月後


以下略 AAS



12: ◆R.U0lKL4q6
2017/12/30(土) 01:10:06.61 ID:eDpZpufJ0

侍女「魔王さま。北の砦より伝令です!!」


魔王「む。何じゃ。良い知らせだったら聞いてやるわ」
以下略 AAS



13: ◆R.U0lKL4q6
2017/12/30(土) 01:11:35.37 ID:eDpZpufJ0

魔王「まあよい。はよ申すのじゃ」

侍女「北の砦は度重なる人間どもの侵攻で老朽化していて、そう長くは持ちそうにないと……」

以下略 AAS



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