ガヴリール「世の中の事は大抵それっぽく喋ってたら大体許されると思うんだよ」
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10:名無しNIPPER
2017/12/30(土) 06:17:27.43 ID:MYf6rQpA0

ゼルエル「問題はどうやって天界から魔界に行くかなのだが………」

マルティエル「天界と魔界の境目には門番が居ますからね。彼らの目をどう掻い潜るか」

ゼルエル「天界と魔界の門番、言わば天国と地獄のバランサーと言っても過言ではない立場の彼らの目を欺くのは流石の私でもそう簡単に出来るものではない」

ゼルエル「どうした者か……」

天界の門番「あーあ、今日も寒いなぁ、だろ?魔界の門番」

魔界の門番「そうだな!こんな日には休憩室でバンホーテンのミルクココアを飲むに限るぜ!だろ?天界の門番」

天界の門番「俺たちは不真面目な門番二人組」

魔界の門番「そんな二人が今から仕事をサボる訳だが」

天界の門番「あれあれ?その間に天界から魔界へケーキを買って戻って来る位の時間があるんじゃね?」チラ

魔界の門番「ははは、まあしかし俺たち二人がサボっているこの時に限って、侵入者が入ってくるそんな事はきっと起きないさ」

天界の門番「だな。仮にそんな奴が来たとしてもココアに夢中な俺たちにはどうする事も出来ないだろうしな」

ゼルエル「ま、まさかこれは…」

マルティエル「どうやら事情を察した彼らが見逃してくれるみたいですね」

ゼルエル「門番達…なんとお礼を言えば良いのか……」

魔界の門番「おっとこれはこれは」

天界の門番「大天使ゼルエルさんじゃないですか」すっとぼけ

魔界の門番「俺たちは今サボり中の身でしてね」

天界の門番「こんな所を見られたら上司に何を言われるかわかったもんじゃないんですよ」

魔界の門番「だからどうか俺たちの事は見なかった事にしてくれませんかね?」

天界の門番「お願いしますよ」

ゼルエル「お前達二人の様な優しい門番は見た事がない…感謝する!」圧倒的感謝

マルティエル「頑張って来て下さいね。ゼルエル」

ゼルエル「ああ、すぐに戻ってくる!ロールケーキを持ってな!!」ダッシュ

こうしてハニエルの笑顔は守られたのであった

終劇!!!


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