エンド・オブ・オオアライのようです
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585: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/08/12(日) 23:11:46.76 ID:GFXsSW1a0
深海棲艦の対空砲火を擦り抜けて私達のすぐ近くに降下した、二機のオスプレイ。そこから見たことの無い軍服を身につけた武装兵と共に現れた、10名ほどの艦娘。

彼女らが戦闘を開始した瞬間、私は思い知らされる。

自らの認識の甘さを。

“よくて五分五分”という懸念が、いかに無駄なものだったかを。

「…………て、敵艦隊、防衛線全域にて一時撤退を確認。な、なお、撃沈艦の数は膨大であり、現在戦果は確認中。

ただ、深海棲艦側の撤退は単なる離脱ではなく、“壊滅的損害”による敗走とみられます」

ノハ;メ゚听)「すっげ…………」

一瞬、とまでは言わない。だけど、感覚としてはそれに限りなく近いものがある。

あれほど重厚な陣容を以て押し寄せてきていた正面敵艦隊は、今やその大半が穴だらけの身体を陸地に横たわらせ、或いは海面にぷかぷかと浮かべ、無残な屍を晒している。討ち漏らしたほんの一握りも、私が目の届く範囲で見た限り中破以下の損傷で済んでいた艦は1隻として存在しない。

対して自称“国連海軍”側の艦娘達には、そもそも敵の攻撃が一発たりともまともに命中しなかった。

「Clear, Clear!!」

「【Lycaon】並びに【Echo】、戦闘態勢を解除し装備の点検に移れ!海上哨戒と敵艦隊の追跡は【Blizzard】と【Cubs】に任せるぞ!」

ノハ;メ゚听)「……蝶野一等陸尉、あの艦娘達、一部の奴ら白兵戦で深海棲艦殺してませんでした?」

「……乱戦でよく見えなかったけれど、そんな気はしたわね。正直、ベリーあり得なさすぎるから信じがたいけれど」

ノハメ;゚听)「いやどんな言葉遣いですかそれ。完全にルー大柴と化してるじゃないですか」



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