エンド・オブ・オオアライのようです
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580: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/08/11(土) 23:05:44.67 ID:uxo1vhXg0
そんなことをつらつらと考えていると、ふと、背後から聞こえる車のエンジン音に気付いた。コンクリート片をタイヤが踏み砕く「パキパキ」という乾いた音を伴ったそれは、猛烈な勢いで近づいてくる。

再び振り向くと、丁度迷彩柄の大型トラックが四台、瓦礫の山を蹴散らしながら私たちの方に向かってきていた。

「現地到着、現地到着!総員降車、総員降車!」

「車外展開後は陣地構築だ!迅速に行動しろ、1分後には深海棲艦の攻勢が再開されるかも解らん!」

「既に国連“海軍”部隊が展開を完了しているぞ!合流を急げ!」

四台は、乗せられているのが産地から運ばれる卵なら間違いなく全滅していたであろう荒々しい運転の下、雲龍の真後ろの辺りで次々と停車する。

【Hedwig】が言っていた増援の第一波なのだろう。後部の荷台には兵員が満載されているらしく、口々にがなり立てるような声と共に幌が揺れた。

「……ホント、随分な重役出勤じゃないか」

(,,゚Д゚)「現役としては耳が痛いな。

よし、Wild-Cat各位は自衛隊と合流、共同で陣地構築を行う!Fighterはここで待機を─────」












(;´_ゝ`)「クソッ、見事に町中壊滅しちまってるじゃないか!もっと早く俺たちも投入できなかったのか!?」

(´<_` )「上層部にもいろいろ事情があるんだろうさ。ぐちぐち言うな兄者、その姿じゃとても流石とは言えないぞ」

先陣を切って車内から飛び出したのは、どちらかが鏡に映した像なのではないかと疑うほどそっくりな顔をした二人の海自隊員。

(,,゚Д゚)「」

ギコさんの動きが、瞬間冷凍でもされたみたいにピタリと止まる。


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