エンド・オブ・オオアライのようです
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577: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/08/09(木) 23:40:03.41 ID:54EtZSJI0
( T)「………えっ、なにきっしょ」

「五月蠅いな!ちょっと指が寒いんだよ!」

( T)「ピンポイントに右手の人差し指と中指と親指だけ寒くなるってどんな特殊症例だよ。しぃにビビりまくってるの丸わかrンゴフッ!!!」

時雨が伸ばした左手が提督の右乳房の先端を的確に捉え、思い切り捻り上げる。マスク越しに、くぐもった悲鳴を彼が漏らした。

あっ、また頭鷲掴みにされてる。

「ああああああああギブギブギブ頭割れる頭割れる!!」

( T)「おいギコ、いい加減マジメに止めろ。こいつですらここまでビビるって相当だぞ」

「だからビビってnイダダダダダダッ!!!」

(,,゚Д゚)「了解。……オラしぃ、いい加減戻ってこい」

(*;XーX)「痛っ!」

ギコさんがおもむろに近づくと、平手でしぃさんの頭に一撃。途端、しぃさんのくねくねが停止する。振り向けば、さっきまで半熟目玉焼きの黄身のように崩壊していたであろう顔面もすっかりいつもの優しげな風貌に元通りだ。

壊れたテレビに対する昭和の対処法みたいな治し方だけど、この辺りの機微は流石昔馴染みといったところか。

(*;゚ー゚)「あ、アレ?ギコ君?」

(,,゚Д゚)「いつまでトんでんだアホ。自衛隊の後続部隊が間もなく到着する、“海軍”の恥になる前に早いとこ正気に戻っとけ」

(*;゚ー゚)「あっ、はーい……ごめんなさい……」

( T)「あん?なんで今更自衛隊が来るんだよ」

(,,゚Д゚)「なぁ提督閣下、指揮官たるもの戦況把握のために無線にもう少し気を遣ってもバチは当たらんと思わねえか」

( T)「めんどい」

(,,゚Д゚)「死ね」

( T)「てめえが死ね」

(*;゚ー゚)「あの、二人とも……さっきまで錯乱してた私が言うのも何だけどここほぼ納まってるとはいえまだ戦闘中のエリアだから……」

ギコさんと提督がメンチを斬り合う中、私は無線を心持ち深く指で押し込み音声に耳を懲らす。

なるほど、内容をざっと聞いた限り、少なくとも現時点で湾内に存在した敵艦隊の掃討をほぼ終えたことによって自衛隊による防衛線の再構築が本格的に始まっているらしい。統合管制機に入った百里基地のF.O.Bからの報告によれば、この東光台にも陸自・海自・艦娘の連合部隊が急行中とのことだ。


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