エンド・オブ・オオアライのようです
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541: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/07/15(日) 23:18:24.40 ID:ulqy3qc40
私が“いつかダチョウの卵をまるまる一つ使って目玉焼きを作る”に次ぐ重要度の野望に燃えている間にも、状況は刻々と変化する。

『ゴァアッ!?』

『ギィッ、ギィッ!!』

(,,メ゚Д゚)「しぃ!!」

(*メ#゚ー゚)「了解!

All squad, weapon free!!」

ハ級の轟沈によって、弾幕にぽっかりと空いた穴。慌ててその穴を埋めようとして、敵の火線全体が揺らいで統率を失った。すかさず今度はギコさんが号令を下し、深海棲艦の包囲を終えたしぃさんたち“海軍”歩兵隊が一斉に瓦礫の山の陰から立ち上がる。

(*#メ゚ー゚)「Fire, Fire, Fire!!」

『ギィイッ!ガァッ!』

『キィイイイッ……!』

10を越えるアサルトライフルが同時に火を噴き、深海棲艦達に着弾する……が、幾ら“海軍”所属の兵士といえど何の変哲もない小銃射撃で深海棲艦に打撃を与えられるほど人間を辞めてる人は居ない。駆逐ロ級が一隻、鬱陶しげな鳴き声を上げて口を開き、弾丸が飛来する方向に単装砲を向けた。

「────AT-4, Fire!!」

『ゴァッ!?』

瞬間、別の方向で火を噴く4門の携行砲。寸分違わぬ狙いで放たれた砲弾が、開かれたロ級の口内に吸い込まれるようにして全弾飛び込む。

『カッ』

『ァアアッ!!?』

思わず閉じられた顎の中で立て続けに響く、くぐもった砲弾の炸裂音。直後にそれとは比べものにならない轟音が空気を震わせ、体内から吹き出した炎にロ級の身体が焼き尽くされる。真横にいたもう一隻のロ級が、爆風に煽られて姿勢を崩した。

(*#メ゚ー゚)「One more!!」

「Roger!!

────Fire!!」

機は逃さない。更に三発の砲弾が、蹌踉めいたロ級めがけて放たれる。

『ギッ………ア゛ッ』

あえてタイミングをずらして発射された最初の一発を食らい呻き声を上げた瞬間、残る二発がロ級の中へ。断末魔を上げる間すらなく、二つ目の火柱が天を焦がした。


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