509: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/07/01(日) 22:35:17.87 ID:2z8TBUqM0
《Stork-11 lost!!》
《Mules-09 One hit!! Mayday, Mayday!!》
《【Hedwig】より各位、学園艦上から新たな艦載機の発艦を確認した》
《護衛航空隊が迎撃開始!抜けてくる敵機に注意しろ!》
《Stork-01、回避運動に移る!》
(,,#゚Д゚)「揺れるぞ!掴まれ!」
「うわっとっと!!」
「ぽいぃっ!?」
外から聞こえてくる対空砲火の炸裂音の間隔が短く、より連続的なものに変わる。操縦士からの報告直後に斜め前の席に座っていたギコさんが叫び、次の瞬間機内がぐらりと大きく傾ぐ。集中砲火を受けているらしい私たちの機体の回避運動に、右隣で驚いたような声が二つ同時に上がった。
「全く、いい加減“海軍”司令部は僕の扱いを考え直した方がいいと思うね!僕ほどの美少女なら空調の効いたリムジンにテレビとフルコース料理付きで送迎すべきさ!」
(,,゚Д゚)「なるほど貴重な意見だ!」
声の主の内の片方───時雨が、なおもぐらぐらと不規則な軌道を取り続ける中で不愉快そうに悪態をつく。それに応じるギコさんの声も、負けず劣らず不機嫌そうだ。
(,,#゚Д゚)「俺からも上層部に掛け合ってやるよ!そしたら邪神も真っ青の性格してるクソガキのお守りなんて二度と任されなくて済むからな!
序でにそのリムジンがル級の砲撃で吹っ飛ばされることも真剣に祈ってやるよ!」
「艦隊一の美少女を捕まえて邪神とはずいぶんな言いぐさじゃないか、お守りされる側のくせに!」
(,,#゚Д゚)「俺が知る限り人様のドタマくないでぶち抜きそうになることをお守りとは言わねえな!艦隊一の美少女名乗る前に艦隊一容量が少ないその頭をなんとかしやがれ!」
「僕が知る限り“ちょっとした運動”でくたくたになっちゃうようなクソ雑魚ナメクジ人間を助けてあげることは十分にお守りに分類されるはずだけどね!死ね!」
(,,#゚Д゚)「てめえが死ね!」
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