エンド・オブ・オオアライのようです
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382: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/27(火) 23:27:19.24 ID:lWu08we60
膝下まで届くほど長く、太陽に当て続ければ溶け出してしまいそうな白い髪。更に輪をかけて白く、“奴等”の大半と同様に水死体のように生気が感じられず蝋のように滑らかな肌。

そして、“彼女”を一際特徴付ける、フリルスカートを思わせる端がひらひらとした艤装服。

《空母葛城よりCP、大洗港にて【潜水棲姫】の浮上を視認!!繰り返す、大洗港に【潜水棲姫】浮上!!》

《【あきつしま】撃沈は潜水棲姫の攻撃によるものと思われます!千代田よりCP、対潜装備機で速やかに総攻撃を!》

《駆逐艦、軽巡で出せる子はいないのか!?放置すれば港湾が封鎖されかねんぞ!!》

『─────……』

狼狽する私達を嘲笑うが如く、棲姫の口元が微かに歪む。その細い右手の指先が、すうっと伸びて陸を指し示す。

その瞬間─────まるで耳元で囁かれたかのように、私には“彼女”の声がはっきりと聞こえたような気がした。









『沈メテ、アゲル………』

次の瞬間、学園艦の甲板上から、先程までとは比べものにならない量の【カブトガニ】と【オニビ】が空に舞い上がった。


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