エンド・オブ・オオアライのようです
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252: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/02/07(水) 10:34:44.37 ID:Rk0DcCYD0
(;●゚ ゚●)《マジかクソッタレ……!》

自分たちの方に突っ込んできた、“球形”という常識では有り得ない機影に思わず眼を剥く。折しも反復攻撃に移っていた築辺の編隊は、恐らくは最高速で肉薄する【Black?Bird】4機を正面から迎え撃つ形となった。

(;●゚ ゚●)《Swallow-01,?Fire!!》

《Gun,?gun!!》

《Engage,?Fire!!》

16機のF-2の機首から、一斉に銃火が迸る。横一列に広がった射線、目標は直線軌道上に位置し、しかも互いに高速で接近しながらの先制射撃。常識的に考えれば、回避は非常に困難だ。

あくまで、“人間の常識”に当てはめた場合だが。

『『『──────』』』

《Miss,?Miss!!》

(;●゚ ゚●)《野郎っ……!!》

弾丸に貫かれる寸前、4羽の黒鳥が旋回する。減速を全くしない、殆ど直角に近い高速旋回の前に弾幕は虚しく空を切る。

その航空力学を無視した回避軌道は、築辺達から見れば機影が突然消失したも同然だ。

《敵機、編隊後方から来ます!》

《速すぎるだろ……!!》

(;●゚ ゚●)《散開して奴等の射線から外れろ!Break,?Break!!!》

そしてその消えたはずの敵機が、一秒と経たずに今度は自分たちの背後から風切り音と共に迫ってきている。

悪い夢なら醒めてくれ───そんな、似つかわしくない願望が築辺の胸の内を満たす。


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