エンド・オブ・オオアライのようです
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162: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/22(月) 01:05:48.37 ID:0WyQqsPm0
二田さんや、北方さんの射撃によって破壊されたわけではない。元々上半分が空気が抜けたボールのようにヘコんでいたその個体の頭は、ぐしゃりと鈍く湿った音を立てて内側から砕け散る。

そして、“それ”は姿を現した。

『オギァアアアアアアアアッ!!!』

金切り声を上げるソレを“化け物”以外の何と呼べばいいのか、私の知識と語彙では解らない。ただ、ウミヘビとミミズを掛け合わせたような形状の、白くぶよぶよとした細長い胴に黒く固い光沢を放つ頭部を持ったそいつの姿は、一目見ただけで私達人間を害する存在だと本能的に理解できた。

『『『ギィアアアアアアアアッ!!!!』』』

その出現が皮切りとなったかのように、【群れ】が一斉に動きを止めて咆哮する。生々しい破裂音が幾つも幾つも重なり、胴から、頭部から、様々な箇所を食い破って同じ様な形状をした“化け物”達が這い出てくる。

(;*‘ω‘ *)「ほんっっとに冗談じゃねえっぽ…!」

群れを成し、胴をくねらせ、鎌首をもたげる怪物達の姿を前に、レボルバーに新たな弾薬を装填しながら北方さんが呻いた。

(;*‘ω‘ *)「ゾンビに怪獣、今度はエイリアン!大盤振る舞いにも程があるっぽ!」


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