エンド・オブ・オオアライのようです
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154: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/20(土) 23:00:50.82 ID:LOZkUa2G0
(*‘ω‘ *)「何一つ知らんっぽ」

即答。

少しだけ和らいでいた北方さんの表情が、再び固くなる。

(*‘ω‘ *)「情報を得ようにも艦外への通信が全く繋がらねえ。防衛省、警視庁、茨城県警、大洗鎮守府、どこに連絡飛ばしても砂嵐。艦内ですら艦橋保安室からの連絡が途絶えて久しいっぽ」

二田さんたちが正面から迫り来る“暴徒”達に対して発砲を開始する。其方に視線を向けながら、北方さんの眼はどこも見ていない。

(* ω  *)「駐在所も半分以上は無反応、辛うじて繋がったところも助けを叫ぶばかりで話が通じない、商業区は至る所で大火災が起きてオマケに学園艦の底からは深海棲艦。生存者を保護したくても、暴動の拡大が治まらずその生存者同士で殺し合いを始めてる………っ!」

語尾が震え、口調が捲し立てるような勢いに変わっていく。満身の力で握りしめられたニューナンブM60の銃床が、微かに軋む。

(#* ω *)「畜生が!!」

やり場のない怒りを、北方さんは近くの木にぶつける。蹴り飛ばされた衝撃でばさばさと枝が揺れ、宇津木ちゃんが怯えて首を竦める。

(#*゚ω゚ *)「何が起きてるかなんて私が知りてえっぽ!!つい2時間前までいつも通り平和だった学園艦が、何が何だか解らねえ間にこの有様だ!!

あの深海棲艦はどっから出てきたんだよ!なんで本土は誰も助けに来ねえんだよ!なんであちこちでこんな暴動が起きてんだよ!!」

「北方さん!やめて下さい!保安官としての矜持を……きゃっ!?」

(#*゚ω゚*)「うるせぇ!!」

西住ちゃんを抱えて連れてきてくれた、宮野巡査と呼ばれた女性の保安官が制止する。だけど、北方さんはそれを乱暴に撥ねのける。

(#*゚ω゚ *)「そうだっぽ、保安官だっぽ私は!ここの生徒や居住者を守るためにここに来てんだっぽ!!

なのになんで、なんでその居住者や生徒を撃ち殺すハメになってるのか教えろよ!!誰か教えろぉ!!」


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