146: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/20(土) 00:13:56.99 ID:zIm45igVO
「うっ………あうっ!?」
「逃げんなクソガキがぁっ!!』
そのまま地面を転がって逃れようとした西住ちゃんのお腹を踏みしめる足。土方風の“暴徒”は、雑巾でも扱うように彼女の身体を引き寄せ角材を振り上げる。
「西住どn「ウボォオオオオオオオオオッ!!!!』
最早耐えられず、澤ちゃんを地面に置いて──というより投げ捨てて──走り出そうとした秋山ちゃん。だけど、待ったを掛ける声を押し潰す咆哮と共に、さっきのデカ物が今度は私達めがけて突進してくる。
「…………グァ?』
だけどその足は、銃声と共に肩口に開いた風穴によって止まった。
<ヽ;`∀´>「────三人とも、伏せるニダ!!」
「秋山ちゃん!宇津木ちゃん!!」
「わわっ!?」
「ひゃっ」
二田さんの叫び声に従い、三人揃って地面に伏せる。彼が構えたニューナンブM60が二度火を噴き、私達の上を弾丸が駆け抜ける。
「ヴォッ』
一発目を眉間に食らい、デカ物が膝から崩れ落ちる。
『カッ」
「きゃっ!?」
土方風暴徒は側頭部を二発目に貫かれ、殴り飛ばされたような勢いで地面に倒れる。
傷口から吹き出した脳漿と血液が、紅い放物線を空中に描いた。
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