59: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 17:09:21.67 ID:8F8qoQQF0
🎀
きゅっきゅっと床を踏む音が響く。
もうライブまで残り二週間。
そろそろ仕上げにはいらないといけない頃合いで、今日もトレーナーさんの厳しい指導を受けながら練習を続けている。
乃々ちゃんのパフォーマンスはほとんどよくできていた。もちろん改善の余地はいくらでもあるけれど、少なくともデビューとしては十二分だと思う。
ただ一点を除けば。
「あうっ」
足が絡まって乃々ちゃんは尻もちをついた。
「やっぱりサビ前が鬼門か」
トレーナーさんの厳しい声色に焦りを覚えてしまう。
サビ前に二回のターン。
乃々ちゃんはいまだに成功できていなかった。
「あそこ以外は申し分ない出来だ。ただもう時間がない。森久保、ほんとにこのまま続けるか、それとも諦めて簡単なほうに戻すか。そろそろ決めておけ」
乃々ちゃんはおどおどしながら、私を見た。
「も、もりくぼは」
「できます」
乃々ちゃんの言葉を遮ってトレーナーさんに言う。
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