39:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:31:34.24 ID:VScXlaJ10
飛行船・待機所
キャップ「……ふう」「何日もかかったが……この世界の言語をようやっと習得した」「……だけどここから受験勉強となると相当の骨だ」「(ペーパーテストの可能性もなくはないからね)」
レオリオ「おっオレもうだめだあ……」
40:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:32:34.70 ID:VScXlaJ10
応接室
ネテロ「まあ緊張せんとそこに座りなされ。最終試験の参考に二、三質問させてもらうぞ」
キャップ「よろしく、ハンター協会会長のネテロさん」
41:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:34:16.03 ID:VScXlaJ10
〜〜〜
ネテロ「ふむふむ……なるほど。こことは異なる次元からやってきたと……そういうことかの」
キャップ「お分りいただけたなら光栄です」
42:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:35:30.20 ID:VScXlaJ10
〜〜〜
キャップ「(……やはりだ)」「(クラピカにせよ会長にせよ……あまりに物分りがよすぎる)」
ポケットからヒソカを騙すのに使ったトランプを取り出す。
43:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:36:58.44 ID:VScXlaJ10
キャップ「(レオリオの医師への動機を聞いた。彼の話を聞くことで、彼のうちに芽吹いているヒーローの素質に気がついた。彼は確かに善良な人物だが、それだけではなかった。得られぬ理想を求めてあがき、ついには最終試験まで上り詰めた……それができるならば十分だ)」
キャップ「(彼はきっと優秀な医者になる。彼の目を見ているとトニーを思い出す。トニーのような天才性と危うさはないが、根本に流れる情熱は相通じるものがある……)」
キャップ「(トニー・スターク。彼は今どうしているだろう。また新作スーツの開発に凝っているのだろうか。ペッパーとはうまくやっているのかな。偽悪的で皮肉屋だが根はどこまでも純粋な彼に、もう一度会いたいと思った)」
キャップ「……最終試験か」
44:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:38:33.54 ID:VScXlaJ10
最終試験
キャップ「トーナメント制か……それはともかく合格者が一人とは」
レオリオ「ここまで一緒だったけどとうとうみんな敵か……」
45:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:40:06.49 ID:VScXlaJ10
立ち合い人「371番、405番、前へ!」
キャップ「……君とは戦いたくないと言ったんだがな」
ゴン「オレはスティーブさんと戦いたかったよ!プレートのときも戦えなかったし」
46:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:41:30.80 ID:VScXlaJ10
キャップ「どうだい?坊や」
ゴン「……」ニヤリ
キャップ「!」
47:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:42:25.81 ID:VScXlaJ10
ゴン「やぁああっ!」
飛び上がり、シールドとつながった足を引っ張る。
ゴン「もう一度手放したらまたお見舞いする!盾のヨーヨーだ……!」
キャップ「……」
48:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:43:30.28 ID:VScXlaJ10
ゴン「……スティーブさん、やっぱ強いや。今のオレじゃ敵わない」「でも!オレもっともっと強くなるからさ!そのときは必ず勝つよ!」
キャップ「……ああ、またやろう」
キャップ「(まさかあんな使い方をされるとは……)」「(僕の負けだった)」
キャップ「(君はもう立派なハンターだ)」
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