30:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:20:19.62 ID:VScXlaJ10
30分後……
キャップ「ブハアッ」「……ハァハァ、もう無理だ……」
キャップ「この辺が人間の限界ということか……」
キャップ「ん?こんなところに洞窟が……」
31:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:21:52.69 ID:VScXlaJ10
キャップ「あまり闇雲にとるのは……」
キルア「弱い奴が悪いんだっての。それにゴンのやつが集めてこなかったら困るだろ?レオリオのおっさんなんかいかにもだし」「まあアメリカのおっさんには必要ないみたいだな」
キャップ「プレートの持ち主は殺したのか?」
32:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:23:13.47 ID:VScXlaJ10
キルア「はあ?なにそれ」「カッコつけてんじゃねーよ。正義とかなんとか言ってたけどさ」「所詮自己正当化だろ。偽善じゃん」
キルア「あんたさっきトンパとかいうザコ助けたろ」「なんでそんなことすんの?あのおっさんは明確に悪人だろ。守るべき善良な人々、とかじゃない」
キャップ「だが彼は誰も殺していない」「彼は確かに悪人だが受けるべき罰はもっと別なものだ。ヒソカに殺される謂れはないよ」「だから助けた。そして彼はハンター試験に合格できない。それが彼のすべてであって、それ以上は必要ない」
33:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:24:17.01 ID:VScXlaJ10
キャップ「でも君はまだ子供なんだ。もし楽しみたいなら、ゴンと行け」「ゴンとなら、殺し合いなんかせずとも戦いを楽しめる」
キルア「……あんたになにがわかる」「オレも、ゴンも」
キャップ「すまない、複雑な言い方だったな。こう聞くべきだった」
34:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:25:20.59 ID:VScXlaJ10
キャップ「君は……この間久しぶりに再会した僕の友達とよく似ているよ」
キャップ「とても悲しい形の再会だったけど……」「もっと悲しいのは彼の目だった」
キャップ「彼は強くて、あの頃彼が欲しかったはずの力をもう手に入れてて」「なのにすべてが無かった」
キルア「……」
35:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:26:40.30 ID:VScXlaJ10
キャップ「(試験は無事合格した。キルアがかき集めたプレートだが結局杞憂に終わり、プレートを手にできなかったポックルという青年の手に渡り、彼も漁夫の利を拾う形で合格した)」
キルア「結局レオリオは自力でどうにかしたわけか」
レオリオ「なんつー言い草だよ!ったく……にしてもキルアも熱いやつだよな。俺たちにために……泣けるぜ」
36:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:27:45.21 ID:VScXlaJ10
ハンゾー「おう、やっぱり残ったのはあんたらだったか」
キャップ「スシのときのニンジャか。君も相当の実力者だとは思っていたが」
ハンゾー「十人ともなるとスッカスカだなー。次が最終試験だぜ」
37:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:28:55.49 ID:VScXlaJ10
試験官室
ネテロ「十人中七人がルーキーか。豊作豊作♪」
ネテロ「全員注目しとる新人はおるかの?」
38:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:29:47.21 ID:VScXlaJ10
リッポー「あの二人には共通するものを感じますね。『それ』を持っている人間は必ず伸びます」
リッポー「というより周辺の人物に強い影響を与えます」
リッポー「クライムハンターの私から見ると精神的に危うい受験生もちらほら見受けられますが」
リッポー「彼らにハンターとしての成長を促すのが、スティーブとゴンの二人かと」
39:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:31:34.24 ID:VScXlaJ10
飛行船・待機所
キャップ「……ふう」「何日もかかったが……この世界の言語をようやっと習得した」「……だけどここから受験勉強となると相当の骨だ」「(ペーパーテストの可能性もなくはないからね)」
レオリオ「おっオレもうだめだあ……」
40:名無しNIPPER
2017/12/27(水) 14:32:34.70 ID:VScXlaJ10
応接室
ネテロ「まあ緊張せんとそこに座りなされ。最終試験の参考に二、三質問させてもらうぞ」
キャップ「よろしく、ハンター協会会長のネテロさん」
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