晶葉「できたぞ助手! アイドルがどんな暗示にもかかってしまうスイッチだ!」
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3:名無しNIPPER[saga]
2017/12/27(水) 11:30:34.43 ID:6dMOfYBX0
晶葉「できたぞ助手! アイドルとイチャイチャできるスイッチだ!」

P「さすがあきえもん! イチャイチャとはつまりコミュニケーションであり、社会性動物である人間において円滑なコミュニケーションとはあらゆるパフォーマンスを向上させるマジカルステッキ! 意思疎通の精度に比例して情報伝達の質と量が向上し、それに伴い生産性が上がって相対的に労働時間が短縮される! 心と心が通じ合う素晴らしき効率社会! すり減ることしかできない社会の歯車たちに潤滑油という潤いがもたらされ、行き違いも摩擦もなくなってみんなぬるぬるハッピーハッピー! 日本のGDPを底上げする発明を前にして、俺はいま猛烈に感動している!」

晶葉「マッドサイエンティストA・Iに不可能はない! というか助手の労働社会に対する不満が漏れ出ていて興味深いな。このスイッチがうまくいったらそういう方向性で研究を続けるのも一興か」

P「うまくいったらというと、まだ未完成なんです?」

晶葉「うむ。イチャイチャできるように作ったはずなのだがな。私自身が誰かとイチャイチャしたことがないので、完成したのかどうかがわからないのだ。そこで助手にはこのスイッチを使って、実際に私とイチャイチャできるか実験してほしい」

P「なるほど、事情は把握した。だが晶葉、大きな問題が一つある」

晶葉「言ってくれ。実験に際しては万全を期したい」

P「実は俺も……誰かとイチャイチャしたことが、ない」

晶葉「その歳になって一度も、か?」

P「俺の青春はアイドルで、俺の人生はアイドルだった。誰かとイチャイチャする時間も金もなかったんだ……笑ってくれ、晶葉」

晶葉「否、笑うものか。男としてのプライドより、助手としての義務を誠実に果たした助手に、私は心から敬意を表する。ありがとう」

P「こちらこそ、ありがとう晶葉。アイドルに入れあげて一人も友達が出来なかった高校時代の俺が、お前の言葉で救われたよ」

晶葉「それは重畳。さて、イチャイチャ未経験者が二人となると……人を呼んだほうがいいな。イチャイチャについて造詣が深そうで、時間のあるアイドルはいるか?」

P「んー、この時間だと美嘉が適任だと思う。なにせカリスマギャルだし」

晶葉「ああ、カリスマギャルなら間違いはないな。では美嘉に頼むか。ただ、できるならあと一人、冷静な意見を出してくれる人材がほしいところだが」

P「それなら凛でどうだ?」

晶葉「いいぞ、戦闘力も申し分ない。もしスイッチが暴走しても簡単に止めてくれるだろう。二人を呼んでくれ」

P「アイマム」



晶葉「というわけで説明は以上だ。二人にはイチャイチャスイッチの実験に付き合ってもらう」

美嘉「い、イチャイチャ……スイッチ……///」

P「うむ。カリスマギャルであらせられる城ヶ崎美嘉なら、イチャイチャにも一家言あると見込んでの判断だ」

美嘉「ま、まあね★ イチャイチャとかそういうのには、けっこーうるさいよ、アタシ」虚勢

凛「美嘉はいいんだ」

美嘉「え、なにが?」

凛「だって今からプロデューサーと晶葉がイチャイチャするところを見せられるんでしょ? 絵に描いた餅じゃん。そういう話なら私は遠慮したいんだけど」

晶葉「いや、サンプルは大いに越したことがないから、二人にもスイッチは使ってもらうつもりだが」

 ――ピポパポ

凛「もしもし、お母さん? 今日は帰り遅くなるから、夕飯はいらないよ。うん、レッスンがちょっとね……満足できるまでやっていきたいから……ありがと。お父さんにもよろしくね。それじゃ」

P「清々しいほどの手のひら返し。頼もしさしか感じない」

美嘉「さすが凛。プロデューサーの事となると馬力がハンパじゃないね」

晶葉「では同意を得たところで早速イチャイチャしていこうと思う。スイッチオン!」ポチッ

P「よし晶葉! イチャイチャするぞ!」

晶葉「来い、助手! どうすればいいのかは全くわからないが、とにかく来い!」

P「はっはっは! 俺だってどうすればいいのかわからない! 早速だが助けてくれ、美嘉!」

美嘉「いきなりアタシ!? じゃ、じゃあまずは……手をつなぐ、とか……?」

凛(カリスマギャルの提案するイチャイチャが初々しすぎる件)

P「よし、つなぐぞ晶葉」

晶葉「うむ。連結だな、助手」

P「これでいいか、美嘉」

美嘉「い、いいんじゃないかな……?」


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