ハルヒ「キョンTUEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!」 キョン「驚愕、だな」
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529:名無しNIPPER[saga]
2023/07/24(月) 18:32:41.81 ID:OmXlrgyM0

キョン「可能さ。火急の件の親友の暴走を止めた後に全部対応するつもりさ。だから───」

佐々木「もう、いいんだ。もういいんだよ、キョン」

キョン「なにがもういいんだ、だ! なにもよくねえよ。久しぶり現れたかと思いきや、訳分からんこと言いながら、訳分からんことしやがって!」

キョン「未だに目的が不明なんだよ。ハルヒの『力』を奪い、『力』を統合させるのは手段だろ?」

佐々木「……」

キョン「杜撰な計画を立てて、ちょっかい出しては失敗して……これじゃお遊びじゃねえか。ズッコケ敵対組織なんてつくりやがって」

キョン「お前たちは……お前は何をしたかったんだよ?」

佐々木「……気づいていなかったのかい?」

キョン「お前に世界征服とか、人類支配みたいな野望があるわけでもなしに、わざわざ手を離れた『力』を再度持ってどうするんだよ」

キョン「こんな『力』に拘るなんて、らしくないんだよ、佐々木」

佐々木「…………くつくつ。あぁ、そうだね。いや、恥ずかしい」

佐々木「大昔に、キミに教えてあげたのは、他ならぬ僕だというのにね」

キョン「あぁ?」

佐々木「『力』なんて特別でもなく、この世に特別な人間なんかいない」

キョン「それがどうした。忘れちゃいねえよ。おれの力なんざ別に───」

佐々木「いいや、忘れていたのはキミじゃない……僕さ」

佐々木「『力』こそ、キミと僕とを結ぶ特別な繋がりだと、そう思ってしまっていたんだよ」

キョン「は……お前……」

佐々木「『力』を統合させるのは目的であってるよ。そして目的は達成された」

佐々木「残念ながら、器こそ違うけれどね」



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