ハルヒ「キョンTUEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!」 キョン「驚愕、だな」
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312:名無しNIPPER[saga]
2018/06/23(土) 20:34:44.99 ID:H5Qr1pYi0

古泉「はぁ……はぁ……」

古泉「誇リ……? 違ウ。オ前ガシテイルコトハ、タダノ思考停止ダ。単純作業ノゴミ掃除デシカナイ」

古泉「……的外れもいいところですね。僕は時間場所限定の超能力者……」

古泉「ハァ……ハァ……なってみたかったんですよ。僕だって―――」



古泉「―――『主人公』ってやつにね」



古泉「『主人公』ダト……?」

古泉「世界のために戦うなんて、さながら物語の『主人公』でしか体験できないようなことですよ」

古泉「少年なら……誰しも一度は志す夢ですよ」

古泉「下ラナイ。夢ナドトイウ幼稚ナ幻想デ、オ前は身ヲ滅ボスノダ。今ココデナ」

古泉「そんな夢という幼稚な幻想を叶えるために」

古泉「人は人生を賭ける」

古泉「結果ガコレダ。オ前はココデ朽チテ死ヌ。誰ニモ知ラレズ孤独ニナ」

古泉「生憎ですが、このような憂鬱とした空間の相手は手馴れているんですよ」

古泉「なんせ僕は……閉鎖空間のプロなので」ボウッ!

古泉「無駄ダ。現実世界ヘ戻ルタメノトリガーハ存在シナイ」

古泉「存在スルノハ無。地ノ果テマデ続ク闇ダケダ」

古泉「ふむ。あなたの言う通りなら、僕がこの空間から出る術はない、と」

古泉「では、僕も人生を賭けて……身を滅ぼしてみるとしましょうか」ゴオッ!!

古泉「オ前……ナニヲスルツモリダ……マテ、ナニヲ、考エテイル……イヤ」

古泉「ナゼ、オ前ノ考エガ読メナイノダ!?」

古泉「ああ、そう言えばあなたは僕自身であるが故に、僕の思考を読み取ることができましたね」

古泉「度々僕の思考を遮るかのように語りかけ、思考の進行を阻止しようとした」

古泉「ならば僕かとるべき行動は簡単。並列思考ですよ。あなたが読み取ったのは僕の片方の思考」

古泉「カ、片側?」

古泉「そしてもう一つ。本命の思考を並列に進めていただけの話」

古泉「へ、並列思考ダト!? 馬鹿ナ!? ソノ程度ノ事デ思考ヲ読ミ漏ラスナドッ!」

古泉「その程度がどの程度かは分かりませんが……考えが甘かったようですね」

古泉「ほぼ無意識下で別の思考を進める『程度』SOS団の副団長なら当然のスキルですよ」

古泉「『こんな風にね』」


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