ハルヒ「キョンTUEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!」 キョン「驚愕、だな」
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名無しNIPPER
[saga]
2018/02/28(水) 20:56:08.27 ID:IYoES0zz0
佐々木「真面目な話をしようか」
キョン「俺はいつだって真面目だぜ」
佐々木「真面目に」
キョン「……はい」
佐々木「……この世界にいる間にさ」
佐々木「僕はある仮説を立てたんだ」
キョン「仮説?」
佐々木「僕と、そしてキミの力に関する仮説さ」
キョン「……」
佐々木「なんだって今更と思うだろう? そんなコト平安時代から散々やってきたじゃないかと」
キョン「……頭を―――」
佐々木「覗かなくたって分かるさ。顔にかいてあるんだから」
キョン「……」ゴシゴシ
佐々木「そしてこの仮説は今更じゃなく、今だからこそできる仮説なんだよ。キョン」
キョン「今だから……?」
佐々木「ああ。何故、今になって僕という『器』からハルヒさんに『力』が移ったのか」
キョン「正確には違っただろう。『器』はハルヒとは別にいて、それはやはりお前だった」
佐々木「そうだね。本来、今代の『器』も今まで通り僕だったのかもしれない」
佐々木「ただ、杯から水が零れるように、漏れ出した『力』は行き場を求めた」
キョン「それがハルヒ……あ? まてまて佐々木」
佐々木「どうかしたかい?」
キョン「その漏れ出した『力』の行き場がハルヒってのはまぁ分かる」
キョン「だがなぜ『力』が漏れ出した? それってつまりは……」
佐々木「……ああ。過去と比べて間違いなく『力』は増幅している」
佐々木「今まで通り、僕一人では御しきれないほどにね」
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