38:名無しNIPPER
2017/12/26(火) 11:15:45.38 ID:ZFTv3wkS0
千早ちゃんは目を瞑ると、パッと開いて歌い出した
「______♪」
よく響く透き通った歌声が広場に響き渡った
39:名無しNIPPER
2017/12/26(火) 11:19:16.11 ID:ZFTv3wkS0
千早ちゃんが歌う姿は、センターを務めてもいいのではないかと思えるもので、
1人のアーティストとして歌っているような千早ちゃんの姿に、私はみとれていたのだった
一致団結
40:名無しNIPPER
2017/12/26(火) 11:22:34.82 ID:ZFTv3wkS0
「今日はありがとうございました」
歌い終わり、バタバタと人が動くなかを、私はかき抜けていった
「千早ちゃん!」
41:名無しNIPPER
2017/12/26(火) 11:26:26.25 ID:ZFTv3wkS0
「千早ちゃん。ライブすごかったね。思わずみとれちゃったよ」
「そう。それは良かったわ。少し上手くできるか不安だったの」
「ううん。とても良かったと思う。でも…」
42:名無しNIPPER
2017/12/26(火) 11:29:57.29 ID:ZFTv3wkS0
「私がしたことは悪いと思ってる。春香の言う、楽しく、は私は嫌いじゃないわ。とても大事なことだと思う。でも私はもっと歌を歌っていきたいの」
「私がしたことは許されることではないと思う。でも、こうして歌が歌えるなら、私は765プロをやめて、一から始めることになっても良いと思う」
千早ちゃんは私を見て言った
43:名無しNIPPER
2017/12/26(火) 11:32:06.41 ID:ZFTv3wkS0
私は何を悩んでいたのだろう
わだかまりのない、すっきりとした顔で話す千早ちゃんを見て
私はすっきりとした気持ちになっていった
44:名無しNIPPER
2017/12/26(火) 11:38:24.37 ID:ZFTv3wkS0
私は走り出した。
事務所で不機嫌な顔をしている伊織の姿
それからダンスのレッスンが上手くいかなかったこと
45:名無しNIPPER
2017/12/26(火) 11:41:58.23 ID:ZFTv3wkS0
私の個性はなんだろう
私は…
私は少し走るのを止めながらも
46:名無しNIPPER
2017/12/26(火) 11:47:05.04 ID:ZFTv3wkS0
月日は流れていった
やがて、765プロは大きなライブに出場することが決まった
そして、ライブでの配置を決めるテストが練習場で行われた
47:名無しNIPPER
2017/12/26(火) 11:54:19.56 ID:ZFTv3wkS0
次の日、事務所で私は美希に会った
美希は私を見ると歩いて来て言った
「春香、おはよう」
48:名無しNIPPER
2017/12/26(火) 11:57:30.56 ID:ZFTv3wkS0
私の個性はなんだろう
何のためにアイドルをやっているんだろう
そう思うこともあったけど
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