発明家「わざわざ未来から宿題を届けに来てやったぞ」
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31: ◆zJYORZSm4M[saga]
2017/12/27(水) 18:21:45.82 ID:1N+wcfLf0

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1月8日

夕子「やっと終わったアアアアアアアアアア!」バンッ

父「頑張ったな夕子!」ガシッ

母「偉いわ夕子!」グスッ

コタロー「お姉ちゃんおめでとう!」ダキッ

山田「本当におめでとう。どうだ、今の気分は?」

夕子「こんな目に遭わせやがった教師どもへの殺意で胸がいっぱいだ」ニコッ

山田「……。あの、勉強が楽しくなったりとかは……?」ビクビク

夕子「全くない」

山田「せ、世界史の奥深さに気づいたりは……?」ガクガク

夕子「ひとつもない」

山田「しょ、将来、物書きの道もいいかなーなんて……?」ガタガタガタガタガタ

夕子「何度も言わせんな。あたしは花屋になるんだ。もし大学に行けたら園芸を学んで、ダメだったら卒業と同時に就職する」

山田「……。とりあえず宿題が終わって良かったな……」ポロポロ

夕子「……泣くほどあたしのこと心配してくれたんだな。ありがとう……///」

山田「やっと理解した……。そうだよな……。タイムパラドックスが生じたら、今までやったことが全て水の泡になるかもしれないもんな……」ポロポロ

夕子「……なんの話だ?」

山田「じゃあ俺は未来に帰る……。ただひとつだけ覚えておいてくれ……。この冬休みの地獄のような勉強は、まったく無駄にはならないってことを……。あと暴力はいけないってことも……」ポロポロ

夕子「ああ。約束だ!」

山田「じゃあな……」バチバチバチバチ

夕子「行っちゃった……」


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