曜「クリスマスツリーは綺麗ですか?雪は降っていますか?」
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10:名無しNIPPER
2017/12/25(月) 03:29:01.99 ID:Bd0JRqI80
テストが終わって数分後には、一年生と鞠莉を除く三年生計五人が部室の席に座っていた。前回の呼び出しの内容故に、妙な緊張が全員を襲う。神妙な雰囲気で顔を突き合わす最中、表へと繋がる扉を開け鞠莉が顔を覗かせた、その後ろに続いていたのは千歌と梨子だった。

そしてそのさらにまた後ろ、千歌と梨子の腕にべったりと、まるで依存するかのようにくっついているのは…曜だった


五人には実情がさっぱり分からなかった。只、ただならぬ気配だけは千歌達の表情からひしひしと感じることが出来た。

「今日集まってもらったのは…また曜のこと。曜、話せる?」
「…うん」

鞠莉に顔も向けずに返事をする曜。たっぷりの間を空けて、言葉が放たれた。





「私ね、目が見えなくなったの」


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