女の子「僕はサンタクロースを信じている!」〜建設的なサンタクロース存在論〜
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4: ◆2oYpLZIXqc[saga]
2017/12/25(月) 00:13:01.52 ID:7P1BiQGz0
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女「どうして急にサンタクロースがいるのか、なんて聞いたのかな?」

わたしはお姉さんに連れられて、近く公園のベンチに座っていた。

女の子「さっき──」

わたしはお姉さんに全部を話した。

男の子にサンタさんがいないって言われたこと。

わたしはいると思っていたこと。サンタさんがいる証拠がないこと。

大人は嘘をついているのかもしれないこと。

大人でも子供でもない人なら答えを教えてくれると思ったこと。

女「なるほど、それで僕なんだね」

僕? 女の人なのに???

女の子「はい。いきなりごめんなさいです」

女「いいさ、初対面でこんな面白い質問されたのは初めてだ」

女の子「それでサンタさんはいるんですか?」

私は早く答えが欲しかった。

女「そう焦らないで、僕の答えを聞く前に答えてほしい」

女「これは僕なりの答えで、君の答えにはならないかもしれない。それでもいい?」

女の子「お姉さんの答えが、わたしの答えにはならない???」

女「僕の答えで君は納得してくれるかもしれない。でもその男の子は納得しないかもしれない」

女「かもしれないばかりで申し訳ないけど、世界には答えが一つだけの問題は少ないんだ」

初めは男の子に言い負かされて、悔しかった気持ちが大きかった。

でも今は少し違う。

見ず知らずの子供の話を、真剣に聞いてくれる優しいお姉さん。

このお姉さんが、いったいどんな答えをもっているのかすごく気になった。

女の子「それでも、お姉さんの答えが聞きたい」

女「わかった」


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