87: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/25(月) 01:44:50.80 ID:dJeYp2NG0
「……!……」
懸命にレッスンに付いていくほたるの姿は、やはり同じ必死さでも以前とは違う印象を受ける。
88: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/25(月) 01:48:50.05 ID:dJeYp2NG0
「……うん!ほたるちゃん、良く頑張りましたね!」
89: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/25(月) 01:51:28.03 ID:dJeYp2NG0
「それに本番は明日ですから、緊張もするでしょうけど練習してきたものを出せれば絶対に大丈夫!楽しむ気持ちを忘れないでくださいね!」
「楽しむ……はい……!」
90: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/25(月) 01:53:21.99 ID:dJeYp2NG0
「いよいよ明日だな」
「……はい」
91: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/25(月) 01:56:01.59 ID:dJeYp2NG0
「……でも、今の私は早く舞台に立ちたいって思ってます。もちろん、緊張もありますけど……それ以上に、楽しみな気持ちが勝ってます」
92: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/25(月) 01:59:04.65 ID:dJeYp2NG0
「うん?担当アイドルなんだから、そんなの当たり前だろう」
「いえ……プロデューサーさんは、今まで会ったどの人よりも優しくて……」
93: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/25(月) 02:02:00.57 ID:dJeYp2NG0
ほたるのような者が報われる事なく、日の目を見る事もなく消えていくのが、単純に我慢ならなかったからだ。
だから彼女がアイドルを辞めることは許さなかったし、厳しいレッスンも課した。
94: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/25(月) 02:05:01.40 ID:dJeYp2NG0
本番当日。
会場は夕方頃から、かなりの人数が入っていた。
当日ともなるとほたるも流石に緊張が見て取れる。
95: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/25(月) 02:07:24.24 ID:dJeYp2NG0
フェスが始まり、アイドル達のパフォーマンスが次々と行われていく。
皆、この日の為に研鑽を積んだのだろう、その表情は充実感に満ちている。
出番を待つほたるの表情は、すでに落ち着いているように見える。
96: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/25(月) 02:10:55.17 ID:dJeYp2NG0
結論から言うと、ほたるはステージで躍動した。
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