【ミリマス群像劇】最上静香「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
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30: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:10:39.62 ID:tCiOWLnR0

小鳥「皆、誰かに悩みを聞いてほしいんですよ。それに律子さんは真面目ですし」

律子「真面目、ですか?」

小鳥「ええ、今では匿名で悩みを相談できるサイトは沢山ありますけど、必ずしも真摯な対応が返ってくるわけではありませんから、律子さんのように真剣に考えて答えを出してくれるのは貴重なんですよ」

律子「いえいえ、どれもこれも真面目に答えているわけではありませんよ。『体力をつけるには?』って質問にダンベルを持ち歩きなさいなんて回答したこともあります。それに番組で取り上げられるのはごく一部ですし」

小鳥「でも、取り上げられなかったものもちゃんと返信してあげているじゃないですか」

律子「そうですね。我ながら非効率なことをしているとは思いますけど……」

律子は崩れかかりそうな封筒の山に再び目を遣る。

小鳥「いえいえ、律子さんの非効率さは自分の仕事に誇りを持っている証拠ですよ。律子さんはお悩み相談のプロです!だからこんなに手紙が来てるんですよ」

律子「も〜おだてないでくださいよ小鳥さん〜」

そう言いつつも律子はとてもうれしそうだ。
自分の仕事を認められて悪い気がするものなどいない。

小鳥「そうだ、私も律子さんに相談しようかしら」

なんで忘れていたんだろう。このうっかりさん、とでも言うかのように小鳥は舌を出して自分の頭にこつんと拳を当てる

律子(……何やってんだこの人は)

律子はその様子を見なかったことにして仕切りなおすことにする




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