131: ◆VTkGRpPzmUQh[saga]
2018/04/19(木) 00:22:29.86 ID:dvLrF4HA0
魔王「その粗忽者は終いには自らの手の内までさらしたらしい」
側近「お、お、お許しを…」
魔王「かまわん、もとより今の奴隷を倒せるとは微塵も思ってなかった」
側近「ほっ」
道化「あれ?そんなもんで許すんですか?」
側近「道化!何時から!?」
道化「万が一、勇者が100勝しちゃったりしたら反魔王の気運が高まっちゃいますよ?」
魔王「かまわん、刺激もない単調さに飽きてきたところだ」
道化「アレアレ? 姫さまも一枚噛んでるのに同じこと言えます?」
魔王「衛兵経由で情報がもれてる件か?」
魔王「若者は濁流を好み、大衆は若者が濁流に呑まれるのを好むものだ」
魔王「ならば余興として若者を濁流に突き落とすのも統治者としての務めだ」
道化「流石です魔王様、余興のためなら娘だろうと濁流に突き落としてみるそのお考え」
道化「なかなか出来るモノではございません」
側近「ど、道化よ、魔王様にそれはあまりにも無礼…」
魔王「ふふ、白状しよう」
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