高嶋友奈「結城ちゃんは勇者である」
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76:名無しNIPPER[saga]
2018/01/05(金) 21:26:48.47 ID:BSpRr3gRo

千景「……やってくれたわね、乃木園子」

園子「ごめんね。でも、この先に進むためにはミノさんの協力が必要なんだよ。それに、千景ちゃんも奥の手は隠しているよね? それで何とかおあいこにはならない?」

千景(最初から見透かされている予感はあったけれど、こうも堂々と謝罪に混ぜてくるとはね)

千景「……そう言うところが、あなたを今一つ信用出来ない理由よ。ここまでの全てがあなたの思惑通りなのでしょう?」

園子「ううん、私は神様ではないから流石に全てを見通すことはできないよ。だけど、千景ちゃんとの話がどんな流れを辿ったとしても、この場面に行きつくことだけは予想できたからね、千景ちゃんと同じ時間にミノさんとも会う約束をしていたんだよ」

千景(同じ時間に約束?)

千景「三ノ輪さんと鉢合わせしてしまっても不思議ではなかった、と言いたいのかしら? どう好意的に考えてもあり得ない話ね」

園子「……そうだね。だから、私はミノさんに約束の時間よりも早く来ちゃ駄目だよって付け足したんだ。ミノさんは昔から不幸体質で、待ち合わせ場所に時間ぴったし来るのはとても難しかったから」

千景「……今の話、本当なの三ノ輪さん?」

銀「あ、実はアタシのこと見えていないんじゃないかな? とか思っていたんですけど、違ったんですね。……良かったぁ」ホッ

千景「何を言っているの、あなたは?」

園子「ミノさんは変わらないねー」

銀「園子はともかく千景さんの真顔が胸に痛い! あ、さっきの答えなんですけど、はい、どうもアタシは不幸体質に間違いないようです。さっきも木に引っかかった帽子を取ってあげたり、三回くらい道を聞かれたりしましたし。なので、皆との集まりの日とかは結構早めに家を出ていたりするんですよねー」アハハ…

千景(……その様子を見る限り、本当のようね。けれど、それは何と言えば良いのか)

千景「実はあなた、イベントと必ず遭遇するノベルゲームの主人公だったりするの?」

銀「ふ、普通の中学生ですってば! 千景さんも知っているでしょ!?」






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