51:名無しNIPPER[saga]
2017/12/25(月) 22:35:34.66 ID:gxGQDJVco
美森「──速いわね、あのバーテックス」
千景「樹さんが以前倒したバーテックスと同様速度偏重型ね。星座モチーフであるとしたら二体目故にふたご座と言ったところかしら?」
千景(前衛タイプは私を除き全員前線に出てしまったので、残されたのは三ノ輪さん、東郷さん、私の三人のみとなる。後衛として戦場の様子を観察し、状況によってはすぐさまの移動が伴うため、今は臨戦態勢であった)
美森「……くっ。私の射撃では目標を捉えることが出来ない」
千景「相性の良さで考えるのであれば、攻撃速度に優れた樹さんか三好夏凜が適当でしょうね。でも──」
ヤァー!
テーイ!
美森「友奈ちゃんと夏凜ちゃんが突撃を仕掛けたわ。……流石ね」
千景(前線での光景は史実……アニメに対してその言葉を使うのは抵抗があるが、私の知る史実通りと言ってしまっても差し支えなかった)
美森「敵は伏したわ。私たちも行きましょう」
千景「ええ。ほら、行くわよ、三ノ輪さん」
千景(生身の三ノ輪さんが居る以上、本当ならここで待機することも最良の一つだろう。しかし、事前に出した勇者部の結論としてはなるべくまとまっておくことが適当だと答えは出ていた。……先日の決戦から生じた教訓みたいなものね。所詮、戦いにおいては素人の集団、それ故に守り手が多くなるこの結論に私自身異存はなかった)
銀「……はーい。ちょっとだけ蚊帳の外な銀さんなのでした」フタリダケデモウ…
千景(? 何故三ノ輪さんは少しだけ拗ねた顔をしているのかしら?)
美森「銀! その顔も可愛いわ!」
銀「えぇー!?」
千景(……いえ、やっぱりいつも通りね)
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