【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/04/29(日) 17:46:48.88 ID:7mW+iPec0
…………………………
目覚めた瞬間、身体に痛みがないことに驚いた。自分自身で、炎に巻かれたところまでは覚えていた。その炎の痛みと熱で意識を失ったからこそ、意識が戻った瞬間、痛みを覚悟していたのだ。
「……ゆ、ゆうき!? めぐみ!?」
そして、すぐそばで、ふたりの親友が倒れている姿を見て、利発なあきらはすべてを理解した。
自分の炎が、ふたりを傷つけたのだ。
「そ、そんな……。ゆうき、めぐみ……!」
「はははは。情熱の戦士は、その炎によってすべてを燃やし尽くしてしまうのさ」
返事はない。代わりに応えたのは、すぐ傍でそれを嗜虐的に見つめるダッシューだ。
「あのウバイトールをもってしても、プリキュアは倒せなかったか。まぁいい。面白いものが見られたから満足だ」
「おもしろくなんかない!」
あきらがダッシューを睨み付ける。しかし、ダッシューは涼しい顔だ。
「そうだねぇ。君は面白くないだろうねぇ。なんてったって、君自身の力が、君のお友達を傷つけたんだから」
「っ……!」
あきらは何も言い返すことができなかった。
「ぼくは失礼するよ。それじゃ、また会おう。伝説の戦士プリキュア」
嘲弄するような言葉を残し、ダッシューは空に溶けて消えた。
「……ゆうき。めぐみ……」
残されたあきらは、ただ力なく、ふたりの友達の名を、呼び続けることしかできなかった。
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